市民までもが「共謀罪」に
今「共謀罪新設法案」が国会で審議されている。
この法案は、そもそもテロ対策や麻薬の密輸などの国際犯罪防止が目的で、国際組織犯罪防止条約を批准する法整備とされている。
しかしその「共謀罪法案」の内容は、何もしなくても、団体が「犯罪」の相談をしただけで罪に問うというものらしい。
「団体」は犯罪組織に限らず、労働組合や宗教団体、会社、サークルなどの友人と話したことも「犯罪」とされる恐れがある。
その適用範囲があいまいで、無関係な市民生活までが侵されかねない。
その「共謀罪」の対象となる犯罪は600以上もあり、思想の自由、集会の自由など市民社会における自由な活動を制限、萎縮させることにもなりかねない。
民主党は、政府案の対象犯罪の600を300に、又「予備行為」をした場合に限って処罰されるという条件も加えた、修正案を決定した。
しかし、いくら条件をつけたにせよこの法案自体が、基本的人権を侵す危険があることに変わりはない。
政府は決して強制するものではないとした「国旗国歌法案」でも、処罰されている現実がある。ひとたび法案として成立した事を考えると、断固反対しなければならない。
それにしても、この大事な法案が審議されているのに、耐震偽装問題関係者の逮捕、堀江釈放、拉致問題などの報道に隠れマスコミの扱いがあまりにも小さい。
何か意図があるのではとかんぐりたくなる。
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コメント
「共謀罪」は憲法改悪の動きと連動していますね。憲法改悪案には国民主権を小さくして国家の権力拡大の意図がはっきりしていると思います。
憲法で縛り、さらに法律で市民活動を押さえ込むための法律でしょう。戦後60年の公害運動など市民の活動に政府がどういう考えを持ったのかが良くわかります。一連の政府の動きは本当に不気味です。それにしてもマスコミは鈍いですね。自分たちには害がおよぶまいと思っているのでしょうか。
投稿: 道産子 | 2006年5月 7日 (日) 18時25分