一杯のコーヒーができること
私の友人が、南区の弘明寺駅そばの商店街の一角に「グリーンバザール」という、フェアトレード、エコロジーグッズ、アジアの雑貨などを扱っているとても楽しい、素敵な店を開いています。
そこに行って、古いタイシルクの布でつくったパンツ、ネパールの草木染スカート、インドネシアの織物のバック、有機栽培のコーヒー、紅茶など買い求め、楽しいひと時を過ごします。
今回その店で扱っているフェアトレードの品物を輸入販売している「ネパリ・バザーロ」というNGO団体の副代表から、ネパールのコーヒーの話を聞きました。
ネパールでは、国王の独裁的政治がなされ政情も不安で、ヒマラヤの奥の農村部は過激武装集団の拠点などもあり、生活も厳しく大変な所です。
ネパリ・バザーロでは、狭く危険な道をジープで現地に入り、コーヒーの生産者と直接対話し、そこで協同組合をつくりました。そして労働者の健康や産地の環境を守るために自然農法で栽培し、有機証明を取得し、生産者の顔の見えるコーヒーをヒマラヤの奥地から日本に空輸で入れています。
ネパリ・バザーロなどのフェアートレードは、単に品物を買い付けるだけでなく雇用を生み出し、経済的自立を生みだ出す活動もしています。
リサイクル事業で同じくアジアの支援を行なっているWE21ジャパンの活動を見て、韓国でもできた「ビュティフルショップ」からも、ネパールコーヒーを入れたいという話が来ているそうです。
ネパールの一杯のコーヒーが、「ネパールの人と直接つながり、味わう人を幸せにしてくれるだけでなく、ネパールの人々をも幸せにできる」そう思うと飲んでみたくなりませんか。苦味、酸味が少なくマイルドな味、「ヒマラヤンワールド」是非お勧めです。
そのほか、ロクタという木から紙をすき、紙を細かく裂いてよりをかけ糸を織って布にして服も仕立てています。大変な手間のかかる仕事もいとわず、女性たちが自立を目指し頑張ってもいます。
ネパールのコーヒー、着ればきるほど体になじみ味わいのあるロクタの紙布の服等など、一味違う素敵なものを置いているお店「グリーンバザール」是非一度尋ねてみてください。
グリーンバザール T・F 045-712-8076
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