親しい人への暴力も犯罪です
親しい関係にある恋人や妻に暴力をふるう事、DV(ドメスティックバイオレンス)は人権侵害であり、アメリカでは立派な犯罪です。
以前に、DV被害者である友人が離婚し、アウェア(aware)の団体のDV加害者プログラム、デートDV防止プログラムの研修を受け、ファシリテーターとして高校などでデートDV防止講座を行っていることを書きました。
今回、そのアウエアの団体の代表である山口のり子氏の講演を聞く機会を得ました。
DVには、怪我をさせたりする暴力から、経済的、性的、精神的暴力があり、DVはそれらの暴力によって、自信、自尊心を失わせる力と支配なのです。
アメリカではDVは重犯罪で、妻を膝蹴りにした夫はすぐさまその場で逮捕され、刑務所の中でもDV防止プログラムを受けなければならず、当たり前に社会からのつきつけがあります。
日本ではといえば、アメリカから25年ほど遅れ、DV防止法がようやく成立しましたが、被害者救済のみで加害者に対する罰則はなく、社会の介入がありません。
山口のり子氏によれば、DVを防止するためには、被害者救済と平行して、加害者に対する研修が必要であるといわれます。
私は、罪の意識もなく日常的に暴力を振るっている男性が、研修を受ける気になるきっかけは何か興味のあるところでした。その答えは、夫から逃げる、離婚など妻からの突きつけが、妻や子どもを失いたくないと思い何かしなければと、ひそかにパソコンで検索してアウエアに行き着くのだそうです。
しかし、長い間続けてきた思考回路がそう簡単に変わるものでもなく、根気良く継続することしかありません。
議会でデートDVの質問をすると男性議員から「別れればいいんだろ」と、無知な野次が飛びます。また調停委員の中にも「我慢をしなさい」とか心無い答えが帰ってくることもあります。
まだまだ社会の理解は不足しています。一人ひとりが意識を変える事から始まります。
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