あまりにも違う横浜市と町田市の市庁舎建設検討プロセスと情報公開
横浜市新庁舎建設を所管する都市整備局の常任委員会で、町田市の市庁舎建設の状況を視察しました。
町田市の市庁舎建設は2007年11月に基本設計が完成し、これから実施設計に入る段階に来ています。
横浜市の新市庁舎建設については、以前ブログにも書きましたが、高秀前市長が諮問した市庁舎整備審議会の答申が平成7年に出されたという説明のみで、現時点でどこで市庁舎建設を決定したのか経緯があいまいなまま進み、市民への説明も不足しています。
一体どのくらいの市民が、横浜市庁舎建設を知っているでしょうか?
2007年度の予算に調査費500万円がついたと思ったら、常任委員会において建設のための種地の土地取得の説明が始まり、議会議論、検討も十分にないまま、土地代168億の予算が3月議会で議決されました。あまりにも拙速すぎ。
この北仲南地区の土地は、都市整備機構の再開発事業の土地で、土地取得には特定建築者として建物を建てなければならないおまけもついていたのです。
そのおおよその建設費も明らかにしていません。おかしい!
町田市では1990年以来市庁舎の増築検討から、阪神の震災を契機に耐震診断で機能不足が指摘され、新市庁舎建設に動き出しました。
2002年に議会で町田市庁舎問題検討委員会を条例で設置し、市民、学識経験者、関係行政からなる検討委員会は17回開催され、最終答申をまとめました。
議会においても検討特別委員会を設置しています。
新市庁舎建設構想、基本計画の検討に当たっても議会、市民、職員、アドバイザーなど部会を作り検討を重ねていきます。
設計者選定においても設計の考え方を求めた資質評価型で、プレゼンテーションとヒアリングで選定し、その内容は市民に公開します。
基本設計においても、議会(全会派が入る10名)の調査特別委員会で18回検討し、市民、行政、学識経験者も検討を行います。また市民60名が参加したワークショップに設計者も入り、市民の声を反映させながら基本設計を完成させました。
市庁舎建設という重要な問題を、議会、行政、市民が参加し、それぞれの立場で丁寧にプロセスを踏んで議論・検討して取り組んでいることに大変驚きましたが、これがあたり前でなくては・・・・・
それと、市庁舎建設の経過説明を「広報まちだ」の庁舎問題特別号シリーズで、丁寧に公開しています。これを市民が読めばすべてがわかります。
まさにひらかれた行政です。それにつけても・・・・
横浜市のこれからの市庁舎建設の検討に、今回の視察が活かされる事を期待します。
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