« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月

2008年8月25日 (月)

横浜市がめざすこれからの図書館像は

 図書館は社会教育の施設であり、自治体文化のバロメーターとも言われます。
その図書館の運営に指定管理者制度を導入し、民間事業者に運営を委託する自治体が出てきました。
 横浜市でも図書館の一部に指定管理者制度を導入する案が出されたことで、専門司書が育たない、長期的な視野に立った資料収集ができないなどの危惧を持つ市民が、陳情や署名集め、フォーラム開催と反対の大きな動きをつくっています。

 私もこの動きをきっかけに、市民や司書の方から話を伺い、図書館の役割が単に本の貸し出し業務ではなく、相談を受けるレファレンス、資料収集、読み聞かせ、学校図書との連携など新ためて図書館の役割の重要さを知りました。
この役割を指定管理者の民間がどこまで担えるのか、本当の意味のコスト削減につながるのか疑問です。

 横浜市には中央図書館(西区)を含め1区1館で18館しかありません。千葉県浦安市では5万人に1館で歩いていける距離に比べ、横浜市は20万人に1館と市民にとって図書館は遠く、利用者も多くはありません。しかし横浜市の司書専門職は毎年採用して現在187人と政令市の中で一番多く評価できます。

 これから市民にもっと図書館に親しんでもらうためにも、今ある18館のネットワークからさらに、地区センターなど公的施設との連携も必要です。
 また地域図書館と学校図書館とネットワークを充実させ、子ども達に本の楽しさを伝え未来の市民力を育てるのも大きな役割ですし、市民ボランティアとの協働も欠かせません。

 横浜市は指定管理者導入を議論する前に、横浜市の中・長期的な図書館のあるべき姿、ビジョンをつくることからではないでしょうか。P8240375
 写真は瀬谷図書館で司書の方から、熱意あるお話を伺っているところです。
 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年8月23日 (土)

かいた汗はうそをつかない

 北京オリンピックもあと2日となりました。
これまで自分に厳しく、つらい練習に耐えてきたことをおくびにも感じさせず、どの選手もすがすがし晴れやかな姿は感動的でした。
 たとえメダルは取れなくても、目標に向かって積み重ねてきた過程が自分にとって納得の行くものなら、充分メダルに値するのではないでしょうか。
P8230385_2 P8230369

 オリンピックに触発されたわけではありませんが、久しぶりに弓道場に出かけ、黙々と稽古する弓友の姿に自分に活を入れてきました。
日頃の雑念を忘れ、心静かになれる一時です。P8230379

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月16日 (土)

福祉現場の人材確保はこれからの重要課題

 今特養や老健施設など介護の現場での人材不足が深刻になっている。
入居希望者はいるのに人手がなく、受け入れることができない施設も出てきている。
その要因のひとつは、福祉の志を高く介護の仕事についた若者が、夜勤などの厳しい職場環境、他の仕事に比べ低い給料、体調を崩しやめていく人など厳しい労働環境にある。
 友人の娘さんも頑張っているが続けるのが大変だと言っていた。
介護報酬の引き下げもされた。これから福祉の人材確保のため、やりがいを感じ、世間並みに生活できる環境整備が必要だが、その財源はというと保険料値上げか、税金負担かを考えなければならない状況かもしれない。
 このままだと介護者と利用者双方にしわ寄せがくるのは間違いない。

 その福祉人材確保に、日本とインドネシアとの経済連携協定によって介護福祉士と看護士の候補者受け入れが始まった。
 まず6ヶ月間は日本語や生活習慣を学び、来年から各施設で働くことになっている。

 介護職は4年以内に、看護職は3年以内に国家試験を受け合格すれば働き続けられるが、不合格の場合は帰国することになる。
日本人でも合格率5割程度なのに、日本語もままならない人達が果たして合格できるだろうか。

 横浜市では、福祉人材緊急確保として施設職員の処遇改善のための経費助成(H22年までの時限)も今年度行っている。
 海外からの受け入れ10箇所程度の施設に、受け入れの研修費や人件費助成として
2500万円計上している。
 海外からの福祉人材確保が定着できるか、それとも短期労働に終わるのかこれからにかかっている。
いずれにせよ、高齢社会を迎える日本の福祉の人材確保のための国政策は急務である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月15日 (金)

2008年8月15日 「平和」を思う

 63年前の8月15日、日本は太平洋戦争の終戦を迎えた。
生と死が隣併せのような悲惨な体験をされた多くの人達が、戦争が終わった時の安堵感とこれから生きられるという希望を感じた時ではなかったろうか。

 私も含め、戦争の体験を持たない世代が増えてきている中で、この悲惨な戦争を二度と起こさないために、政治や右翼的世論に惑わされず、戦争の事実をしっかりと伝えていかなければならない。
 「平和」を守るためには教育、メディア、市民レベルの活動も重要だと思う。

 今北京オリンピックが開催され、各選手が4年間の集大成として頑張っている。
中国と日本のこれまでの関係を見ても、戦争による中国侵略、中国残留孤児や教科書問題、そして小泉元首相で大きく関係を悪化させた靖国神社参拝など、まだまだ問題は山積している。
 この北京オリンピックを機に新たな日中関係を築いていければと思う。

 大戦後大きな戦争はないが、世界のあちこちで内紛が勃発し、オリンピックのさなかにもグルジアとロシアとの武力衝突が起こっている。
 「平和」を考える時、まず「暴力の不在」は勿論だが、紛争がなくても人権が確立されていない状態は平和ではないと、以前ブログにも書きましたが、横山正樹先生も言われている。

 紛争はないけれど、生存機会の不平等、不公正、格差が拡大している日本の社会は、構造的暴力を容認している社会制度になっていないか。
 非正規労働者が全体労働者の3分の1を占め、生活保護世帯よりも低い所得で生活している人が急増している。
こんな状況で、日本は本当に「平和」と言えるのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月10日 (日)

美しい自然に溶け込む芸術空間・アルテピアッツア美唄

 かつて炭鉱の町として栄えた北海道美唄が今は、アルテピアッツア(芸術広場)として大自然と調和して感動的でした。P8080345 P8080348
 教育委員会・市民活力推進局常任委員会で8月6日から3日間の視察で訪問した一箇所です。

 美唄市の人口は昭和31年で約9万3千人が現在は約2万7千人となり、小学校も当時1200人を超える子ども達が通っていました。
今廃校になった小学校の木のぬくもりをそのまま残し、現在は1階を幼稚園に2階を市民ギャラリーに改修し、体育館をアートスペースにして、彫刻作品を常設展示し、音楽会や文化公演などに利用されています。P8080340

 その彫刻作品の製作者が、美唄出身の世界的な彫刻家、安田侃(やすだかん)氏です。
安田氏の作品は、大自然の中にまたアートスペースや市民ギャラリーに展示され、手に触れ肌で感じることができます。P8080343
 この環境が安田氏の作品をさらに力強く、何かを語りかけてくれます。
 安田氏は数々の賞を受賞され、拠点をイタリアに置きながら、年何回か帰国され平成19年にオープンした体験工房で「こころを彫る授業」をされています。
全国から授業を受けに集まって来られるとか。

 ちょうどその授業がある日に伺い、安田侃氏からお話を伺う事ができました。

 P8080361
P8080349

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 4日 (月)

食材高騰の影響がついに給食費の値上げにまで

 昨年からの食材の高騰の影響が、給食費にも及びました。
小麦粉、油、大豆、など原材料の値上がりで、パン、調味料油、牛乳、練り製品などが高騰し学校給食費の改定を余儀なくされました。
 19年度分の給食費赤字分、約1億7000万円を学校給食会が行っている物資購入時の入札残金を財源とする価格調整等準備資金(現在5億6600万円)から補填しました。
20年度もこのまま行くと支出が収入を上回り、3億3200万円の赤字になります。
 このまま不足分を準備資金で補填しても、21年度には6億6400万円の赤字で準備資金も底をつく状況です。

 しかし、今の社会状況を見ると所得はさほど伸びず、でもガソリンをはじめ食材など物価は高騰し、どの家庭もやりくりが厳しい状況です。
そこへ来て、学校給食費の月額3700円(一食221円)から4000円の値上げについては悩ましいところです。
 教育委員会の説明を聞くと、就学援助制度で世帯4人家族で総収入506万円(総所得351万円)以下の世帯は給食費が免除されるということです。
この制度を使ってある程度の世帯の救済は出来るかなと思い、値上げもやむなしと思っています。

  税金で補填はという意見もありますが、学校給食法で人件費や施設整備費を設置者の市が負担し、その他食材費は保護者が負担することになっているようです。
 これから父兄に対して、来年1月からの給食費値上げについてしっかりと説明をし、ご理解を頂くことが重要です。
 値上げの一方、問題になっている給食費未納者(2回以上の督促にも応答内ない、払えるのに払わないなど)に対して、法的措置(支払い特捜制度)をこうずる事も打ち出した。
 対象件数は、約200件で3000万円程度

 この重要な案件について、教育委員会常任委員会にこの問題について、教育委員会から検討会(6月)の報告もなく、教育長決済で決めることができるということで、7月31日に開催された委員会時の説明後、一両日中に決定すという説明を受けた。
 議会議決でないにしても、市民を代表する議員に対してもう少し途中経過も含めて、丁寧な説明があってしかるべきだと思う。
他の委員から認められないという厳しい意見も出たが、市民から問われるのは議員である。行政と議会の関係が問われるところかもしれない。

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 3日 (日)

夏祭が真っ盛り

 夏本番、今地域の夏祭りがあちらこちらで、賑やかに開催されています。
私は議員になってから殆どお祭りにお邪魔したことがなかったのですが、今年はメンバーにも背中を押され、地元のお祭りにゆかたを着て出かけてきました。P8020310

 地元上柏尾町のお祭りでは、子どもみこしがあり当日はやぐらの周りを子ども達が自慢げにかついで廻ります。
実はこの子どもみこし、約20年前に私が子供会の会長をしていた時に、せめて子どもみこしぐらいはと思いたち、酒屋で酒樽(5000円)を買い、当時の副会長や青年部の方々が協力してくださり作ったものでした。
 そのみこしが20年経っても継承され、立派に飾り付けられ子ども達がかついでくれているのを見ると、なんともうれしく懐かしくなりました。P8020329

 お祭りは地域の絆やコミニケーションを深めるのに絶好のイベントです。
おそろいのTシャツを着ての役員さん達、また焼き鳥やトウモロコシに汗だくになって奮闘している皆さん、お祭りに花を添える盆踊りを踊る皆さんと大いに盛り上がっていました。P8020318

 皆さんとお会いし楽しませていただきました。ありがとうございました。P8020312

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 2日 (土)

瀬上の森の開発に市がNOの判断

 横浜市栄区上郷町にある瀬上の森の開発(上郷開発)に対し、横浜市が30日開発NOの判断を下しました。とりあえず良かったです。
この上郷開発は、東急建設が三浦半島から円海山につならなる一体の緑約33ヘクタールを「都市計画提案制度」を使って、市街化区域に変更し、大型のショッピングセンター、福祉施設、マンション、戸建住宅を建てる大規模計画です。

 瀬上の森は横浜最大のホタルの生息地であり、4000種の上る昆虫やオオタカなども見られる自然の宝庫です。

 この開発計画を知った市民が、瀬の森を守るために立ち上がり開発反対の署名約9万筆を集め、市長、議長に2回にわたる陳情を提出しました。
また市民の会はこれまで様々な調査、情報公開請求活動、開発計画を知ってもらうためのフォーラム、イベント、副市長との面談、公聴会の対応など精力的に活動してきました。
 最近ではNPO法人を立ち上げ、瀬上の森を守るトラスト運動をスタートさせました。
この市民の瀬上を守ろうとする熱意と行動力には本当に頭が下がります。

 このほど東急建設から出された提案を審査する「都市計画提案評価委員会」は、緑の保全、市のまちづくりの方向性と相反するという判断をし、とりあえず開発は止まりました。
 これまでの市民の活動が市を動かしたといっても過言ではありません。

 とりあえず開発は止まりましたが、これから東急建設と横浜市がどのように調整していくかをしっかりと注視していかなければなりません。
 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »