講談「悲しみの母子像」から平和を問い直す
女流講談師、神田香織さんの講談「悲しみの母子像」を聞きました。
神田さんの講談を聞くのは、ソ連の原発事故「チェルノブイリの祈り」と2回目です。
この創作講談は、32年前に米軍ジェット機が横浜市青葉区(旧緑区)の住宅街に墜落して、母と2人の幼い子どもの尊い命が奪われた事件がテーマで、ご記憶のある方も多いと思います。
神田さんは、娘さんを亡くされた土志田さんから、講談にしてほしいという希望もあった事から、事故現場をはじめ、資料や聞き取り調査をして完成させました。
土志田さんが建てられたブロンズ像「愛の母子像」は、横浜の港が見える公園に設置されています。
神田さんの講談は悲しい。米軍機が墜落した住宅街は瞬く間に火の海と化し、そこに自衛隊のヘリコプターが救助に来たと思いきや、米軍のパイロットだけを救助し飛び去ったこと、そのパイロットが救助された時に、にこっと笑ってVサインをしたことなど、言いようのない怒りがこみ上げてきます。
神奈川県は沖縄県に次ぐ基地県です。
昭和27年から平成19年までに、何と神奈川県で起きた米軍機墜落は62件、不時着は54件にも上ります。
本当に米国によって日本は守られているのでしょうか?本当に安全と平和のために基地があるんでしょうか?
今回の講談会を主催した特非法人WE21ジャパンは、あえて基地のある大和で講談会を開催しました。
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