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2010年6月21日 (月)

片山善博氏が「地方分権と図書館」について講演

 学校図書館を考える全国連絡会集会において、現慶応義塾大学教授の片山善博氏の講演をうかがった。
 片山氏は自治省出身で鳥取県職員をされ、1999年から2007年まで鳥取県知事を2期勤められ、官僚出身の改革知事としても有名な方です。P6050398

 片山氏は図書館についての著述も多く、興味深く読ませていただいていたので楽しみに東京まで出かけていきました。片山氏の図書館との関係は、お子さん6人と毎週図書館に出かけていく利用者としてが始まりだそうです。
片山氏の出身が図書館行政が進んでいる岡山県と言うことでも、うなずけます。
 知事時代に鳥取県庁の図書室に図書館司書を置き、いろいろな調べ物、調査研究のアクセスポイントとしてつなぐ人をつくり、県立図書館を活用し職員の仕事にも大いに役立てたとか、本当にすばらしい。

 片山氏は図書館が、今の自治体行政において重要認識されず予算の縮小、指定管理者制度の導入など、自治体財政危機の時に真っ先に切られるのが図書館行政。
これは経費削減競争に陥り、見識と政策選択の問題であり、あまりにも図書館を軽視していると話された。まさにそのとおりだと思う。

 学校図書館に関しても、フィンランドを例にし読書力、教育に力をいれ、PISAの学力調査でも上位になっているとし、司書など子どもたちをつなぐ人が必要と話された。
また、学校図書館についての部所がない事を指摘されたが、横浜市もまさにそのとおりで学校図書館の予算がまとまってなく、まったく見えない状態である。
 私も議会で学校図書館費として取り出すべきと申し上げたが、まったくその気はない。

 学校図書館司書配置についても、議会でしつこく質問をしているが横浜市は司書教諭がいるのでよしとしている状況。
これがまさに政策的選択の問題である。

 

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