介護する家族へ支援の手がますます必要な時代
介護保険が始まり、介護サービスを利用しながら自宅で暮らす高齢者は多くなりましたが、サービスはあっても24時間一緒に暮らし介護する家族の中には、日々の介護に疲れ、精神的にも孤立しがちな人たちもいます。
そして高齢者虐待や介護殺人という最悪の結果となることもあります。
今年6月30日に施行された育児休業・介護休業に関する法律では、介護において短期介護休暇を特別休暇として取れるようになりましたが、家族介護や看護のために離転職している人が、平成14年から5年間で約50万人に上るといわれています。
イギリスでは1995年に介護者を支援する法律が制定され、介護者が重要な役割を果たしていると認め、介護者に対する所得保障やカウンセリングが行われています。
比較すると日本はまだまだ遅れています。
今回私が監事をしているNPO法人まいそる(高齢者デイサービス事業)の研修として、介護者家族支援をしている「NPO法人介護者サポートネットワークセンター・アラジン」の事務局長の中島由利子氏から、介護者家族の現状と課題や活動の実践などを伺った。
長寿化により介護期間が長くなり、世帯が小さくなって老ろう介護、シングルの娘、息子が介護している実態などがあり、長期で孤独な介護は心身への重い介護負担、ストレスになっています。
そこでアラジンの活動は、訪問相談で傾聴とリラクゼーション、心のオアシス電話相談や「介護者の会」の立ち上げを支援し、そのコーディネートも担う。
また、介護者サポーターの養成事業などを行う中間組織として重要な役割を担っている。
「介護者の会」は、同じ介護の悩みを持つもの同士が会って話をする場であり、東京では30団体もの会の登録団体があるが、横浜市では鶴見区に唯一ひとつだけのようだ。
「介護の会」に入って声を上げる人はほんの一握り、歯を食いしばって孤独に介護をしている人に対するケアを、行政も含めNPOなどが支援する仕組みを早急に横浜にもつくらなければと実感しました。
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