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2011年10月

2011年10月30日 (日)

106日間の船旅も いよいよ終わりに

7月19日に日本を出発し、世界の海を渡りこれまで22か国、23の港に寄港してきた船旅も、あと残すところ3日となりました。
カンボジアの地雷問題の検証ツアーに始まり、パレスチナ難民キャンプ訪問や各地の世界遺産を巡り、ガラパゴスの大自然に感動するなど素晴らしい思い出に残る旅となりました。

船内生活も楽しく、朝のラテンサルサで汗をかき、デッキでイルカが出ないかと海を見ながらのノルディックウォーキング。
多才な水先案内人の講演や英語のオープン講座などなど、毎日発行される船内新聞でその日の予定を見ながら楽しみました。
そして何よりも、日本全国から参加している大勢の人との出会いがあります。
特にこれまであまり接点がなかった若者たちと交流し、その若者たちが船内でのイベントの企画運営を積極的に行ったり、エネルギー問題や世界の貧困の問題などに真剣に取り組み、議論し発表する前向きな姿勢が新鮮で、感動しました。
そしてカンボジア組の若者が私の部屋に大勢集まり、夜2時過ぎまでお酒を飲んだり話したりしたこともいい思い出になりました。
日本の若者もまだまだ捨てたものではありません。これからの日本をしょって立つ若者たちに大いに期待するところです。PA180254

この素晴らしい船旅を経験できたことに感謝です。

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2011年10月24日 (月)

[見て・聞いて・感じて・感動したガラパゴス」の報告会

「ガラパゴス・森再生プロジェクト」ツアーの報告会を、有志8人で行うことになりました。PA050144
ガラパゴスで私たちが感じた感動をお伝えしたい、そしてツアー前に船上で大勢の方から森再生のための募金をしていただき、現地の国立公園事務所とガラパゴス高校に寄付を渡した報告、そしてガラパゴスが世界自然遺産の危機リストから外れたものの、依然危機的な現状にあることを伝えたい、そんな思いで報告会を企画しました。

20代の若者からシニアまでの8人が、それぞれ役割分担をしながら、パワーポイントを使い、写真や動画を駆使し連日議論しながらつくりあげました。ガラパゴス諸島の危機的な現状を教訓に、2011年6月24日にユネスコ世界自然遺産に登録された小笠原諸島や日本の自然をこれからどう守っていけるのかを考えるきっかけにしたいと思います。

PA210257 私はこの航海で2度もツアー報告をするとは思いませんでしたが、楽しい思い出になりました。
報告会当日、船の一番広い会場がいっぱいになるぐらいの大盛況で、その後「ガラパゴスに行ってみたくなった」との声を聞けたことで大成功だと思っています。
報告会終了後また募金を募ったところ、皆さんお褒めの言葉とともに協力してくださいました。PA210258
このお金は次のクルーズに託します。

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2011年10月23日 (日)

ハリケーンの影響をうける

ガラパゴスツアーからメキシコのアカプルコでオセアニック号に合流。
その夜はメキシコ・プロレス「ルチャ・リブレ」を観戦。
メキシコのプロレスは、大人から子供まで幅拾い人気を誇り、豪快な技を持つルチャード(プロレスラー)たちは、子どもたちの英雄だそうです。
アカプルコから航海最後の寄港地、メキシコのマンサニージョに10日に入港する予定が、強力なハリケーン・ジョバのマンサニージョ直撃により、港が3日間封鎖され港外待機を余儀なくされて、13日にようやく入港できました。が給油設備が被災し給油の工面がなかなかつかず、手間取りました。
当初下船はできないということでしたが、何とか1日だけ下船でき小さな港町マンサニージョを散策しました。PA150246
タコスを食べたり、写真のビニール袋に入ったフライドポテトにトマトケチャップとチリとライムの絞り汁を入れ混ぜて食べます。
ライムの味がきいていて、なかなかでした。PA160248
マンサニージョはこのハリケーンによって死者も出たり大変な被害が出たようです。ピースボートではお見舞いの義援金を集め市に届けました。
結局この遅延により、日本到着の10月27日が5日遅れの11月1日になりました。出発時の台風と最後メキシコでのハリケーンで締めくくりかな?これから日本までしばらく船内生活が続きます。

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SUTAND UP TAKE ACTION

立ち上がる。その一瞬の行動が世界を動かす力になる。

10月17日、貧困をなくすために立ち上がる世界同時アクション、スタンドアップの日です。PA180252
「立ち上がる」ことで貧困解決のための世界的目標「ミレニアム開発目標」の達成を目指すグローバルキャンペーンです。2006年に始まったキャンペーンは世界中で実施され、2010年には世界74か国、日本でも実施されました。私はこのアクションを船上で初めて知りました。
2000年、世界189か国のリーダーたちが貧困のない世界を実現する8つの目標を掲げ、先進国も途上国もお互いに協力して2015年までに達成しようと合意しました。
目標を定めて10年以上がたち、特に教育や保健医療の分野では貧困削減に向けて成果が見られる地域もありますが、まだまだ難しい状況です。
世界中のリーダーたちに「世界中から貧困をなくしたい」という意思表示をするためのスタンドアップです。

船上で皆、キャンペーンイメージカラーの赤い服や小物を身につけ、
掛け声とともに「貧困をなくそう」のSUTANDO UP!

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2011年10月13日 (木)

感動の島 ガラパゴス 3

ガラパゴスには約500種の固有の原生植物があるが、それ以上に人間の増加により持ち込まれた外来種が増え900種にも及ぶ。
原生林の森はすでにかなりの面積が外来種だけの森になり、開墾してつくられた農業地域に生息する植物は90%以上が外来種になっている。
特にガラパゴス固有のキク科植物であるスカレシアの原生林は、かつては数万ヘクタールあったものが、今では150ヘクタールにも激減している。
環境フォトジャーナリスト藤原幸一さんの発案で、NPO法人・日本ガラパゴスの会と国際交流NGO・ピースボートとの共同プロジェクトでダーウイン研究所の協力も得て、「ガラパゴスの森再生プロジェクト」が2007年にスタートした。PA060176
このPJは観光客に現地での植林作業に参加してもらうユニークな取り組みで、今回私が参加したツアー名もまさに「ガラパゴス・森再生プロジェクト7日間」。スカレシアは成長が早く1年で1mぐらいに伸びる。
今回船上で募金を集め、寄付をしてくれた人がメッセージを彫ったプレートも持参しスカレシアにかけてきた。
PA060187 地元のガラパゴス高校の生徒と一緒に3か所約150本の植林作業と昼食を共にし、楽しい交流ができた。そのあと高校を訪問し、生徒たちの歌や踊りを見せてもらったり、一緒に踊ったりと楽しいひと時を過ごした後、調理科の生徒たちがつくてくれた夕食をご馳走になった。PA060198
先生が一番緊張していたようだったが、おいしかった。
あっという間のガラパゴスの旅、素晴らしい感動をありがとうと感謝の気持ちでいっぱいです。

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感動の島 ガラパゴス 2

サンタクルス島のホテルに泊まり、そこから小型船で鳥たちの楽園セイモア島、溶岩がせり出しできたバルトロメ島などに渡り、ガラパゴスの大自然の営みに感動!PA050128
その素晴らしさ、感動を十分にお伝えできないがせめて写真で。
のどを赤く風船のようにふくらましてメスの気をひこうとしている、ガラパゴスオオグンカンドリ、目の覚めるようなコバルトブルーの足をしたガラPA050146パゴスアオアシカツオドリ、そのほか飛ぶことをやめて水中を泳ぐガラパゴスコバネ鵜、スズメのようなガラパゴスフィンチ、ガラパゴス諸島は赤道直下ですがペンギンもいます。PA050125
またゾウガメ、リクイグアナ、ウミイグアナ、アシカなど、ガラパゴスには陸にも海にも浜辺にも進化を示す貴重な生き物たちが、今も環境に合わせ進化を続けています。PA060195
これまで人が連れてきたヤギの食害でリクイグアナの少量が不足したり、野生化した豚や犬にゾウガメの卵が食べられたりする被害や、観光客が急増したことによるごみ問題や積荷からの外来種がガラパゴスの生態系に影響を与えたりと深刻な問題が山積。
危機遺産に登録されたことで、エクアドル政府も危機感を持ち入島制限、荷物の特別検閲、観光にはナチュラリストガイドを付けるなどの対策もしている。入島料(現在一人100ドル)も来年値上げされるそうだが、それがエクアドル本土に吸い上げられ、あまりガラパゴス諸島の環境保全に還元されていないとツアーガイドから聞いた。PA070231
絶滅の危機にさらされているガラパゴス、人間が侵入し壊した島を再生するのは人間しかいない。このまま何もしなければガラパゴスはなくなるかもしれない。

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感動の島 ガラパゴス 1

パナマのバルボアで下船し、空路でエクアドルのグアヤキルからガラパゴス諸島のサンタクルス島に向かいました。PA040048
ガラパゴス諸島は、南米エクアドルの約1000㎞西にある火山群島で、ダーウインの進化論のヒントにもなった、ガラパゴスで独自に進化を遂げた固有種の動植物がいます。中でも爬虫類と鳥類は9割が固有種です。
ガラパゴスは1978年に、ユネスコの世界遺産第1号に登録されましたが、近年観光客の急増、外来種の増加など色々な要因が重なり生態系の変化から、2007年に「危機遺産リスト」に登録されました。
2010年解除されましたが、まだまだ危機的な状況にあると感じます。
PA030019最初に感動、びっくりしたのがまず本土のグアヤキルの街の公園にイグアナがゾロゾロ、夜は木の枝をベッドに足をぶら下げて寝ている。
ガラパゴスには、独自に進化した巨大なゾウガメ、イグアナに会える期待感で気持ちが高ぶる。爬虫類が嫌いな人は無理かな。
次の日空路でガラパゴスに到着、バスとボートを乗り継ぎ2番目に大きな島、サンタクルス島に到着。美しい海が広がり、海岸沿いの乾いた土地に低木やサボテンの景色から奥に入ると緑が深く、固有種スカレシアの木(激減)も見えます。場所により生息する固有種が違います。
最初に絶滅危惧種の保護、繁殖などを行ているダーウイン研究所を訪問。PA040095
ピンタ島のゾウガメの唯一の生き残りで、研究所で飼育されている独りぼっちのジョージで有名な「ロンサムジョージ」が飼育されている。
彼は絶滅危惧種の象徴的存在。ゾウガメは餌なしで1年ぐらいは生きられるため、捕鯨船の航行用の食料にされ多くの島で絶滅した。
今カップリングが試され、二世の期待があるそうだ。
ジョージ君も今80歳ぐらい、人間でいえば35歳くらいでまだまだ大丈夫、楽しみ。
研究所では固有の植物の苗を増やすなど地道な取り組みがされているが、財政難で運営も厳しいらしい。

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2011年10月 2日 (日)

洋上夏祭り開催

9月30日、第74回クルーズをもじって、「洋上夏祭りななよる祭り」がにぎやかに開催された。
そのメニューといえば盛りだくさんで、プールデッキではみこしパフォーマンス、ウオーターボーイズショー、盆踊り、屋台や船内家族浴衣ファッションショーなど。PA010004
また、占いの館、お化け屋敷などなど、たくさんの出し物があり、子どもからお年寄りまで楽しめます。
英語やスペイン語など外人の先生たちやピースボートスタッフ、乗船者の人たちも浴衣を着て、夏祭りの雰囲気は最高潮です。PA010012
この祭りも勿論、企画から準備など若者たちをはじめ大勢の人たちが関わって作り上げます。PA010016
もう9月も終わり、クルーズも残り1か月を切りました。

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南米2番目の寄港地・カルタヘナ・デ・インディアス

コロンビア出身のノーベル文学賞作家、ガルシア・マルケスが「世界で一番美しい街」として讃えたコロンビアのカルタヘナ。
カリブ海に面した港町で、「カルタヘナの港、要塞と建造物群」が世界遺産になっている。 P9290014
船から見える街は、高層ビル群が立ち並び,これまでの港で見たことのないような都会の風景。
カルタヘナは16世紀以降、スペイン人がインカ帝国を滅ぼしてから、カルタヘナの鉱物資源の金、エメラルドほか南米の産物の輸出港として、また南米北部の奴隷貿易の中心地でもあった。
カリブの海賊達から守るための要塞、17~18世紀のスペイン植民地時代をしのばせる建築物が旧市街にはたくさん残っている。
1821年にスペインから独立。旧市街には大邸宅がある一方、郊外にはかなりの貧困層が暮らしているところもあり、貧富の格差が大きいことがわかる。
水先案内人でコロンビア人のノルマ・ルシアさん、13歳から貧困を助ける運動をし、ゲリラ活動にもかかわるが戦うことが目的になっている活動に疑問を持ち、政治を通して平和的に解決を探る。
彼女は現在、大学で教鞭をとりながら人権の尊重、女性の地位向上のために活動している話を伺い感銘を受けた。(後日詳しく書きたい)
要は、貧困の原因は政治、政府が大企業と組み、富裕層に向けた政策をとっている事、問題の根は深いことを感じた。P9300029旧市街の建物にあるバルコニ―は木造のコロニアル調と石の二種類があり、そのバルコニーのコンテストがあり、1位から5位までは1年の税金が免除となる面白い政策があり、さすが観光地。P9300044
通りでは若者たちがストリートダンスを踊っていた。

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パナマ運河を通航し太平洋へ

いよいよハイライトでもある、パナマ運河を通過します。
パナマ運河は、カリブ海と太平洋を結んでいる全長約80㎞の閘門式の運河で、難工事とマラリアの蔓延で一時は工事が止められ、アメリカによって10年の歳月をかけて1914年に開通。
現在はパナマが管理している。PA020059
海抜26mのガトウン湖があるなど、運河中央部の海抜が高いため閘門を開閉し船の水位を上下させて、上り下りに3段階待ち時間を含め丸一日かけて通過するさまは、なかなかの圧巻。
パナマ運河には一部狭い区間があり、船舶が自力で航行できないため、両サイドに引かれた線路に日本製の電気機関車を使って船をワイPA010037ヤーで牽引する様子も見ごたえがある。本当に岸壁すれすれを通過し、その線路は角度にして約27度の急勾配、これもすごい。
パナマ運河を通過できる船の最大サイズは「パナマックス」と呼ばれオセアニック号もそうだが、現在2014年の竣工を目指し、拡張工事がされている。
朝の5時過ぎから、3回の閘門を船上デッキから眺める。運河脇の建物に通過を見物する観光客がぎっしりでびっくり。PA020065
船は午後7時過ぎにパナマのバルボアに着岸。

明日から7日間のオーバーランドツアー、ガラパゴス諸島に行ってきます。楽しみ!

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