避難の権利
脱原発世界会議が大勢の参加者を集め、成功裏に終了した。
私が参加したセッションで、メインホールでの飯田哲也さんらのエネルギーシフトについては勿論だが、持ち込み企画の「福島の市民の活動から見えてくるもの」又「避難の権利」と題するセッションで現地の人達の放射能汚染に対する怒り、葛藤など生の声が胸を打った。
・原発の爆破の映像が突然消えて、爆破前の画面に戻ったことに不信感を感じ、家族を
疎開させた。
・少しでも子どもたちの周りの放射能を除染していくしかないと市民レベルで動いている
のに、国の予算が下りないと行政は3ヶ月議論ばかりしている。
・除染を市に丸投げ、そして町内会に、PTAや子どもたちも借り出しクリーン作戦として
奉仕活動をさせている。専門家にやらせるべき。
・チェルノブイリでの強制移住地区以上の線量の地域で、普通に暮らせ、自分で判断し
ろと言うのは非人道的というほかはない。動くに動けず、今でも悩み苦しみながら暮ら
している人は多い。
・子どもの将来を考えると避難したいが、家のローン、仕事の関係でできない。
・今、震災離婚も増えている。・・・などなど
福島県の渡利地区は、高濃度の土壌汚染が地区全体に広がっていて、地区全体を「特定避難勧奨地区」とすることを求めているが実現していない。
福島市の中でも特に空間線量が高い状況が続く渡利地区、毎時2マイクロシーベルトを越す場所もたくさんある。
「除染が始まって効果があるまで、せめて子どもたちを一時避難させて」、こんな切実な声を受けて、渡利から車で30分ほどの土湯温泉に週末やウイークデイに親子で滞在して一時避難してもらう「わたり土湯ぽかぽかプロジェクト」、市民レベルの活動が始まっている。
セッション発表者から、あの美しい福島が汚されたと思うと悲しい。
福島を忘れないでくださいと結んだ。本当に歯がゆい思いで一杯になる。
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