横浜市の学校図書館専任職員の配置に期待
横浜市は2013年度中に、学校図書館に専任職員の配置を検討しているとのこと。
ようやく横浜市も遅ればせながら学校図書館の役割の重要性を認識したかと、今後の環境整備に期待したい。
私が議員の時に、図書館の指定管理者導入の問題、そして学校図書館の専任職員の配置など議会でしつこく取り上げ教育長とバトルをしてきました。
教育長は学校には司書教諭がいて、また学校ボランティアの方も大勢入っているので十分という答弁でまったく平行線。
最近、林市長からの学校図書館の充実に関するコメントを見て、ひょっとするとと期待していましたが横浜市も学校図書館改革に大きく踏み出しました。
以前に鳥取県知事を務められた片山義博氏の話をお聞きしましたが、片山氏は図書館行政が進んでいる岡山県の出身で、知事時代に県庁の図書室に図書館司書を置き、いろいろな調べもの、調査研究のアクセスポイントとしてつなぐ人をつくり、県立図書館を活用し職員の仕事に役立てたと伺った。
片山氏は図書館が、今の自治体行政において重要認識されず予算の縮小、自治体財政危機の時に真っ先に切られるのが図書館行政で、これは経費削減競争に陥り、見識と政策選択の問題であり、あまりにも図書館を軽視していると。
本を読むことで読書力、読解力が身につき学力も上がるといわれている。
何はともあれ、専任職員がいることで先生との連携、子供たちへの調べ学習のアドバイス、何を読んだらいいかわからない子への導きなど学校図書館がにぎやかになることは間違いありません。
きっとこれをきっかけに本が大好きになる横浜の子供たちが増えることを願っています。
すぐに結果が出るものではありませんが、横浜の知的財産になるでしょう。
これには、横浜の学校図書館を考える熱心な市民の皆さんの努力の成果もあると思います。
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