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2022年11月

2022年11月28日 (月)

ポーランドの方達と弓道交流

 秋の紅葉が深まるエンマ弓道場で、11月17日から22日まで6日間、ポーランドの弓道家と共に稽古に励みました。

ポーランドは人口3836万人で、その内の弓道人口は80人ということでまだこれから伸びる国です。

今回来日した5人は、トヨタ実業団、筑波大学と一風変わったエンマ弓道場で計20日間ほど弓道を学びました。5人は3段、4段(ポーランドでは一番高段者)を持ち、指導者的存在だそうです。Img_5622

彼らの環境といえば、道場はなく、体育館の隅に後ろに布を張りハッポウスチロールを立てそこに的をつけて稽古するということ、日本では考えられない。でも彼らの気迫に満ちた射は勿論、歩き方からから体配(所作)がとても素晴らしい。ドイツ、フランスとの交流や、日本からの指導もたまにあるようです。Img_5789Img_5727

 エンマ道場では、慣例の3分間の澄心(座禅)をし、射業に入ります。
エンマの会員は審査も受けず、他流試合もしないので大変刺激になり、皆さんの射に感動していました。その後、ポーランド効果と言っていましたが、会員の体配がよくなってきているようです。

その後、矢を落とした時、弦が切れた時の失(しつ)の処理方法なども稽古しました。
Img_5804Img_5792 ポーランドの皆さんの弓道に対する熱意、学ぼうとする意欲のすばらしさに圧倒されました。

エンマ道場ならではの茶礼も体験していただきました。また安土の手入れも経験していただき、将来、ポーランドに道場ができた時、
エンマの安土の感触を思い出してほしいと思いますImg_5697Img_5663

今回のポーランドとの弓道国際交流は、お互い学ぶところも大で大変刺激になった6日間でした。Img_5648

 

 

 

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2022年11月 3日 (木)

スイスからのお客人をお迎え

 11月3日、爽やかな秋晴れ、紅葉もしだいに始まりかけています。

今日はスイスジュネーブから、弓道をしているお客人をお迎えしました。Image0

お一人は弓道歴30年、スイス人で練士5段、もう一人は日本人でスイスに居住30年で弓道2段の方です。

スイスの方は、今回日本で行われる6段教士の審査にのぞまれます。

今、ヨーロッパでは弓道が盛んで、オイゲンヘルゲル博士が書かれた「弓と禅」を読んで弓を始める人が多いそうです。

エンマ道場にはオイゲンヘルゲル博士からお預かりしました弓二張をお供えしております。

そんなこともあり、エンマ道場は外国からも興味を持たれるのでしょうか。

当のエンマ道場の会員は、審査も受けず、ただひたすら弓道の研鑽に励む、といいますと聞こえはいいですが他流試合もしないので、

井の中の蛙にならないよう心がけております。

今日は稽古風景を見ていただき、普段にない緊張感を持ってなかなか良い射ができました。

わがエンマ道場の自慢の安土(的を立てるところ)も見て頂きました。Image2 

最後にお抹茶をお出しし、鎌倉を味わっていただきました。

 

 

 

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