ポーランドの方達と弓道交流
秋の紅葉が深まるエンマ弓道場で、11月17日から22日まで6日間、ポーランドの弓道家と共に稽古に励みました。
ポーランドは人口3836万人で、その内の弓道人口は80人ということでまだこれから伸びる国です。
今回来日した5人は、トヨタ実業団、筑波大学と一風変わったエンマ弓道場で計20日間ほど弓道を学びました。5人は3段、4段(ポーランドでは一番高段者)を持ち、指導者的存在だそうです。
彼らの環境といえば、道場はなく、体育館の隅に後ろに布を張りハッポウスチロールを立てそこに的をつけて稽古するということ、日本では考えられない。でも彼らの気迫に満ちた射は勿論、歩き方からから体配(所作)がとても素晴らしい。ドイツ、フランスとの交流や、日本からの指導もたまにあるようです。
エンマ道場では、慣例の3分間の澄心(座禅)をし、射業に入ります。
エンマの会員は審査も受けず、他流試合もしないので大変刺激になり、皆さんの射に感動していました。その後、ポーランド効果と言っていましたが、会員の体配がよくなってきているようです。
その後、矢を落とした時、弦が切れた時の失(しつ)の処理方法なども稽古しました。 ポーランドの皆さんの弓道に対する熱意、学ぼうとする意欲のすばらしさに圧倒されました。
エンマ道場ならではの茶礼も体験していただきました。また安土の手入れも経験していただき、将来、ポーランドに道場ができた時、
エンマの安土の感触を思い出してほしいと思います 。
今回のポーランドとの弓道国際交流は、お互い学ぶところも大で大変刺激になった6日間でした。
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